近年、自宅で手軽に食料を育てる野菜栽培・ガーデニングへの関心は過去最高水準に達している。背景にあるのは、持続可能な暮らしへの意識の高まりや、食の安全に対する関心の深化だ。日本国内で流通するパプリカ(植物)の多くは輸入品や温室栽培品だが、鮮やかな赤や黄色の果実の中には無数の種が詰まっている。
かつてはプロの農家や園芸専門家だけの領域とされていた種まきだが、現在では一般の消費者がキッチンで出たゴミから発芽を目指す「キッチンガーデニング」として楽しまれている。農林水産省の広報資料や農業関連ニュースでも、家庭における食育や環境教育の一環としてこうした取り組みが肯定的に取り上げられる機会が増えた。