美のトレンドを発信するメディアの姿勢も劇的に変わりつつある。かつて日本の美容誌は「小顔に見せること」や「角を削って丸みを与えること」に終始しがちだった。しかし、多様性(ダイバーシティ)の波がファッション業界全体を覆うなか、メディアの視点は「個々の骨格構造を祝福する」方向へと舵を切った。
『VOGUE JAPAN』や『GQ JAPAN』などを手がけるコンデナスト・ジャパンをはじめ、国内外の先進的な美容メディアは、生まれ持った骨格の張りや直線的なラインを前面に出したグラビアを次々と展開している。「隠す・削る」という消極的なコンプレックス解消ではなく、「自分の骨格を際立たせる」アプローチが、現代の感性に響いているのだ。