「うどんは太る」という噂の真偽を確かめるため、まずは他の主要な主食である白米やラーメンと栄養成分を比較してみよう。一般的な茹でうどん1玉(約230g)のエネルギー量は約240kcal、脂質は約0.9gである。これに対し、茶碗1杯の白米(約150g)は約250kcal、醤油ラーメン(1杯)はスープを含めると500〜700kcal近くに達する。主食単体としてのカロリーだけで見れば、うどんは決して高カロリーな食品ではない。
しかし、注目すべきは食後の血糖値上昇度を示すGI値(グライセミック・インデックス)である。白米のGI値が約84と高めに分類されるのに対し、うどんのGI値は55〜80程度と製法や茹で加減によって幅があるものの、精製された小麦粉を使用しているため比較的吸収が早い。一方で、脂肪分を多く含むラーメンは消化に時間がかかるが、総カロリーと脂質が極めて高い。つまり、うどん単体が直接的に肥満を引き起こすわけではなく、精製された主食としての消化速度や食べ方の構造に「太る」とされる原因が潜んでいるのだ。