プロの果樹農業現場で密かに行われている大粒化の切り札が、ジベレリン処理時に「フルメット液剤(一般名:ホルクロルフェニュロン)」を混用する技法です。ジベレリン単体でも無核化と一定の肥大効果は得られますが、フルメット液剤をわずかに加えることで、細胞分裂がさらに促進され、お店に並ぶような見事な大粒房へと成長します。
ただし、フルメット液剤の取り扱いには極めて繊細なコントロールが求められます。一般的な加用濃度は2〜5ppm程度とごく微量です。濃度が高すぎると果皮が硬くなったり、着色が遅れたりする副作用が生じるため、プロの農家は気温や樹勢を見極めながら厳密に希釈液を作成します。家庭菜園でもこの混用技術を正しく取り入れることで、プロ級のボリューム感を再現できるでしょう。