少女はやがてライジングプロダクションに所属し、グループ活動を経てソロアーティストとして東京の地へ降り立つ。プロデューサー・小室哲哉との邂逅によってその才能は爆発的な開花を見せ、エイベックス(avex trax)から放たれるシングルは軒並みミリオンセラーを記録。「CAN YOU CELEBRATE?」をはじめとするメガヒットを連発し、彼女のファッションやメイクを真似る若者が街にあふれた。
J-POPの枠組みを塗り替え、日本の音楽産業のトップへと駆け上がった熱狂の渦中。めまぐるしく変化する環境のなかでも、母への連絡だけは欠かさなかった。遠く離れた沖縄から届く母の飾らない言葉が、重圧に押しつぶされそうになる彼女の心を常に原点へと引き戻していた。