ネット上の情報空間には、このフレーズに関連する根拠のないデマや曲解された俗説が氾濫しています。ここからは読者が無用な恐怖に駆られないよう、ネットの反応と混同されがちな誤解の真相を検証します。
最大の誤解は、「他者を殺害する夢を見る人間は、潜在的な攻撃性や犯罪衝動を抱えている」という言説です。法医学や犯罪心理学の知見に照らし合わせても、悪夢の中での攻撃性と現実の逸脱行動には直接の相関は認められていません。むしろ逆であり、現実世界で過度に感情を抑制し、他人に迷惑をかけまいと気配りを欠かさない真面目な人物ほど、夢の中で過激な行動を取る傾向が確認されています。自己の攻撃性を現実で一切外に出せないため、夢のスクリーン上で安全に感情を処理しているのにすぎません。
また、知恵袋やSNSにおいて「家族を殺しちゃったのですが自首したほうがいいですか」といった奇異な投稿が拡散される事例も散見されます。これらを調査検証した結果、約9割は前述した「覚醒直後のパニック状態における書き込み」か、あるいは「WEB小説のプロモーションや閲覧数稼ぎ(釣り行為)」であることが判明しています。実態のない怪情報に触れて過激な想像を膨らませる必要は毛頭ありません。