魁龍博多本店の異臭と超濃度!どトンコツと独自ルールの全真相

魁龍博多本店の異臭と超濃度!どトンコツと独自ルールの全真相

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魁龍を語る上で避けて通れないのが、店舗の外郭まで立ち込める凄まじいアンモニア様・脂肪酸系の匂いです。検索エンジンで「魁龍 臭い 理由」と頻繁に調べられる背景には、初めて店を訪れた者が感じる強烈な嗅覚的ショックが存在します。この匂いは換気の不備や清掃不足によるものではなく、調理技法である「呼び戻し(よびもどし)」の副産物です。

一般的な博多ラーメン店では、骨を頻繁に取り替えてスープを毎日一から取り直す「取りきり」を採用する店が増えました。この手法は雑味が少なくクリアな豚骨スープに仕上がる反面、骨本来の太いコクは抑えられます。対して、創業者の魁龍 店主 森山日出男氏は、減った分だけ新しい骨とスープを毎日釜へ継ぎ足し続ける久留米の伝統技法「呼び戻し」を徹底して貫いています。

釜の中では、昨日炊いたベース、一昨日炊いたベース、そして数十年継承されてきた熟成エキスが常に巨大な鉄釜で混ざり合っています。頭骨の脳味噌や髄液、げんこつの脂質が高熱下で酸化・分解・再乳化を繰り返すことで、揮発性の高い独特の豚骨アロマが純化され、あの破壊的な匂いへと昇華するのです。かつて特番の取材現場で見せた「豚骨ラーメンから豚骨の匂いば取ってしもたら、それはただのお湯たい」という森山氏の言及は、迎合を拒否する職人精神の真骨頂と言えます。

森 瞳
著者

森 瞳

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