Q1:雄花ばかり咲いて雌花が咲かない、またはその逆でタイミングが合いません。どうすれば良いですか?
A1:ズッキーニは初期段階で雄花が先行して咲き、株が成長するにつれて雌花と雄花の開花バランスが安定してくる性質があります。株がまだ若いうちのズレは生理的な現象ですので心配いりません。もし雌花しか咲いていない場合は、同属のペポカボチャやカボチャの花粉で代用受粉させることも可能です。また、複数株(2株以上)を近接して栽培することで、雄花と雌花の開花タイミングが重なる確率を大幅に引き上げることができます。
Q2:実の先端が黄色くなったり黒ずんだりしたものは、そのまま放置しても治りますか?
A2:一度黄色く変色したり先端が腐り始めたりした幼果が、再び回復して正常に肥大することはありません。放置すると灰色かび病などの病原菌を呼び寄せ、主茎や周囲の健全な組織へ病気が広がる危険があります。成長が止まった不良果は見つけ次第、清潔なハサミで速やかに基部から切り取って処分してください。早期に摘除することで、株の無駄なエネルギー消費を防ぎ、次の健全な花へ栄養を回せます。
Q3:プランター栽培の場合、1株から最終的に何本くらい収穫できるのが目安ですか?
A3:土量25L以上のプランターを用い、人工授粉と追肥・葉かきを適切に管理した場合、1株あたり8本〜15本程度が現実的かつ良好な収穫目安となります(露地栽培のプロ農家であれば20本〜30本以上)。初期の摘果を怠ったり受粉ミスが続いたりすると3本未満で株が疲弊して終了してしまうため、本稿で紹介した「朝の人工授粉」「収穫ごとの下葉かき」「2週間に1回の追肥」のサイクルを厳守してください。