爪周囲炎は自分で治せる?腫れと膿への市販薬選びと危険なNg処置

爪周囲炎は自分で治せる?腫れと膿への市販薬選びと危険なNg処置

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初期の爪周囲炎に対してセルフケアを行う場合、ドラッグストアで購入できる外用薬を正しく選択することが成否を分けます。一般的な市販薬の特性と、皮膚科で処方される医療用医薬品の差異を客観的に比較しました。

医薬品名・区分主成分と作用機序適応ステージ・価格帯目安編集部の見解・評価ドルマイシン軟膏
(第2類医薬品)バシトラシン+硫酸コリスチン
(グラム陽性菌・陰性菌に作用)初期の赤み・軽度の化膿
実勢価格:700〜1,100円前後ステロイド非配合で化膿菌を直接叩くため、原因菌が不明な初期段階の第一選択として極めて実用性が高い。クロマイ-P軟膏AS
(指定第2類医薬品)クロラムフェニコール+フラジオマイシン+プレドニゾロン赤み・腫れが目立つ化膿症状
実勢価格:1,000〜1,400円前後2種の抗生物質に加え弱めのステロイドを含有。炎症の赤みと腫れを素早く鎮めるが、化膿が極度に強い場合は注意が必要。オロナインH軟膏
(第2類医薬品)クロルヘキシジングルコン酸塩液
(殺菌消毒成分)傷口の感染予防・軽微なすり傷
実勢価格:400〜800円前後抗生物質ではないため、すでに明確な腫れや拍動痛がある爪周囲炎に対しては力不足。予防目的での使用に留めるのが賢明。皮膚科処方薬
(医療用医薬品)経口抗菌薬(セフェム系・ニューキノロン系等)+ゲンタシン軟膏等中等度〜重度の化膿・ひょう疽
3割負担:1,500〜3,000円程度血流に乗って病巣深部へ直接届く内服抗生物質が主軸。確実性と安全性において市販外用薬を完全に凌駕する。

市販薬を購入する際は、成分表示を必ず確認してください。化膿を伴う爪周囲炎の初期には、殺菌成分のみの軟膏よりも、抗生物質が配合された外用薬(ドルマイシン軟膏やテラマイシン軟膏など)を選択することが論理的な近道となります。ただし、市販の塗り薬を2〜3日間使用しても症状が改善しない、あるいは悪化している場合は、使用を直ちに中止して専門医の診察を受ける必要があります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。