ネット上の掲示板や古いブログ記事では、「ピーチの成田カウンターは分かりにくい仮設エリアにある」「いずれ第3ターミナルへ戻る」といった不正確な憶測が散見されますが、これらは実態と異なります。ピーチは第1ターミナル南ウイングの定常設備として完全に根を下ろしており、自動手荷物預け機を含む最新鋭のスマートレーンが運用されています。
真に警戒すべき盲点は、同じ第1ターミナル内でありながら国内線と国際線で出発フロアが完全に分断されている「フロアトラップ」です。
一般的な大手航空会社の場合、国内線カウンターと国際線カウンターが隣接している空港も多いですが、成田空港第1ターミナルにおいてピーチ成田空港国際線ターミナル機能を利用する場合、4階の国際線出発ロビーへ直行しなければなりません。国内線と同じノリで1階へ向かうと、国際線便のチェックイン機は設置されておらず、エレベーターで4階へ引き返すだけで貴重な数分間を浪費することになります。
さらに、保安検査場を通過した後の動線にも罠が存在します。ピーチ成田空港国内線搭乗口は、ボーディングブリッジから直接搭乗できるケースもありますが、多くはバスで飛行機が駐機するオープンスポットへ移動する「バスラウンジ(搭乗口A〜H、あるいは特定ゲート)」が割り当てられます。搭乗口の最終通過締切は「出発時刻の20分前」です。チェックインを30分前にギリギリで滑り込ませた場合、保安検査場通過締切(25分前)まで5分、搭乗ゲート到達までさらに5分しか残されておらず、少しでも保安検査場が混雑していればその時点でアウトとなります。