乳がんエコーで良性と悪性はどう違う?医師が見る画像所見と判定基準

乳がんエコーで良性と悪性はどう違う?医師が見る画像所見と判定基準

乳がんエコーで良性と悪性はどう違う?医師が見る画像所見と判定基準についての真相をご紹介します。

エコー検査で発見されるしこりの大半は良性病変です。代表的なものとして「乳腺線維腺腫(せんいせんしゅ)」と「乳腺嚢胞(のうほう)」が挙げられます。

20代〜30代の女性に多く見られる乳腺線維腺腫のエコー特徴は、横長のきれいな楕円形をしており、境界が滑らかで内部の明るさが均一に保たれている点です。周囲を圧迫しながらも浸潤(染み出るように広がる増殖)しないため、画像の輪郭がすっきりと整って見えます。

一方、幅広い年代に見られる乳腺嚢胞のエコー像は、内部に分泌物(液体)が溜まった袋状の構造です。液体は超音波を遮らずそのまま通すため、嚢胞の内部は真っ黒(無エコー)になり、袋の後ろ側の組織が白く強調されて明るく映る「後方エコー増強」という分かりやすい特徴が現れます。これらは画像所見だけで良性と確定できるケースがほとんどです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。