マリオの土管はなぜ緑?誕生秘話とワープの仕組みを徹底解明

マリオの土管はなぜ緑?誕生秘話とワープの仕組みを徹底解明

マリオの土管はなぜ緑?誕生秘話とワープの仕組みを徹底解明とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

世界で最も有名なパイプラインである「マリオの土管」ですが、そもそもなぜ土管という無機質な工業製品がファンタジー豊かなキノコ王国に大量に設置されているのでしょうか。その元ネタ・由来は、1983年に稼働したアーケードゲーム『マリオブラザーズ』に遡ります。 当時、開発を率いた任天堂の宮本茂氏は、マリオを配管工(元は『ドンキーコング』の大工)として定義し、ニューヨークの地下にある入り組んだ下水道を舞台に選びました。下水管から次々と現れるカメやカニなどの敵を床下から突き上げて倒すというゲームデザインを成立させるため、画面の四隅に配管の出口が配置されたのが「土管」の原点です。 その後、1985年のファミリーコンピュータ用ソフト『スーパーマリオブラザーズ』へ移行する際、地上のアスレチックと地下空間をつなぐ出入り口として土管が再定義されました。 ここで生じる最大の疑問が「マリオの土管はなぜ緑色なのか」という点です。当時のファミコンは、画面全体で同時に使える色数やスプライトのカラーパレットに極めて厳格な制限(同時に使えるパレットは4色セット×数種類)が存在していました。 空の青、地面の茶色、マリオの赤と青という基本構成の中で、限られたパレットを共有しつつ、最もコントラストが高く画面上で美しく映える色として選択されたのが鮮やかな「緑」でした。宮本氏をはじめとする開発陣が「限られた制限の中で、プレイヤーが一目で特別だと認識できる配色」を試行錯誤した結果、あの鮮烈な緑色が誕生したのです。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。