東京の飲み屋街を語る上で欠かせない「tico」グループ。その仕掛け人である株式会社ticoの代表・佐々木要氏は、従来の立ち飲みのイメージを根本から刷新してきた人物だ。単に安く飲む場所ではなく、質の高い食体験とスタイリッシュな空間、そして人々の交差点となる場を作る――その美学が店舗の細部にまで貫かれている。
三軒茶屋に根を張る同グループの中でも、4号店として誕生したこの店舗は、クラフトビールとワインの品揃えにおいて特に際立った存在感を示す。狭小空間でありながら圧迫感を感じさせない絶妙な照明とカウンター配置は、佐々木氏の計算し尽くされた空間設計の賜物と言えるだろう。