世界を熱狂させてきた少年漫画のヒーローたちも、根底にあるのはシンプルな骨格だ。例えば、鳥山明が生み出した『ドラゴンボール』の孫悟空。一見すると複雑な毛束や迫力ある表情に圧倒されるが、顔のベースは逆三角形、髪型は放射状に伸びる鋭い三角形の集まりに過ぎない。東映アニメーションの黄金期を支えたダイナミックな作画技術も、この視覚的インパクトの強さが計算し尽くされている。
パーツの配置比率、つまり目と鼻の距離や額の広さを正しく理解することが上達への最短ルートとなる。線をきれいに引こうと身構える必要はない。まずは大まかな図形として捉え、そこにキャラクター固有の記号を乗せていく作業こそが、作画のストレスをゼロにする。