ロケーションの舞台に選ばれたのは、早朝の静寂に包まれた京都の竹林と、ネオンが揺らめく夜の東京の路地裏だ。今回挑戦するのは、心理描写の限界に挑む革新的なサイコスリラー映画。歴史ある寺院の幾何学的な影や、伝統的な障子越しに差し込む光を活用した映像美は、観客の精神をじわじわと侵食していくような緊迫感を醸し出す。
「日本の伝統建築が持つ独特の空間の間(ま)が、心理的葛藤を表現する上で最高のセットになった」と制作陣は語る。ハリウッドのデジタル技術と日本の実景が見事に融合した映像表現は、まさに映画史に新たなページを刻む仕上がりを見せている。