ファンが最も衝撃を受けるのが、「円満な卒業」と「突然の契約解除」の差だ。企業プレスリリースの文面一つから、当事者間の極めて緊迫したやり取りが垣間見えることがある。
重大なコンプライアンス違反や社内規約の不履行が原因となる契約解除では、ファンとのお別れの場であるライブ配信すら行われず、即座に全アーカイブが非公開化される。対して、合意の上での自主的な卒業であれば、数か月前から準備が整えられ、リスナーへ感謝を伝える猶予が与えられる。この明確な境界線こそ、巨大化するVTuberビジネスにおけるコンプライアンス遵守の厳しさを物語っている。