ビション・フリーゼの被毛は、柔らかいアンダーコートとしっかりとしたオーバーコートからなるダブルコート構造を持つ。この特殊な被毛に対して短すぎるバリカンをかけると、毛根へ過度な刺激が加わり、毛が再び生え揃わなくなる「アロペシアX(毛刈り後脱毛症)」を発症する危険性がある。
一度アロペシアXを発症すると、毛がゴワついたり、部分的に生えてこなくなったりと、元の美しい被毛に戻るまでに数年を要する場合がある。バリカンを使用する際は、ミリ数に細心の注意を払い、短すぎるミリ数を避けるか、できる限りハサミでのトリミングを選択するのが安全だ。サロンでオーダーする際は、愛犬の毛質や皮膚の状態をプロのトリマーと事前にしっかり確認し合うことが未然のトラブル防止につながる。