学校を卒業すると数学など使わない、というのは大きな誤解だ。円錐の体積計算は、現代の最先端技術や産業の現場で頻繁に使われている。
例えば、建設現場における砂利や土砂の山。これらは自然に積み上げると円錐形(円錐台)になる。その体積を正確に見積もることは、ダンプカーの手配や予算管理に直結する。また、近年急速に普及している3Dプリンターでの造形においても、ノズルから吐出される樹脂の量や、円錐状のサポート材の体積計算は、造形時間とコストを予測するための必須スキルだ。数式は、私たちの見えないところで社会のインフラを支えている。