東京都教育委員会から指定を受ける進学指導重点校(都立7校)の比較において、多摩地区には国立高校、八王子東高校、立川高校の3校が集結しています。それぞれの特色と立ち位置を整理すると、受験戦略が明確に見えてきます。
まず、立川高校と国立高校の違いですが、偏差値帯では国立高校(偏差値72〜74)が頭一つ抜けており、日本一とも称される文化祭「国高祭」に代表される熱烈な行事文化を持ちます。これに対し立川高校は、自由で落ち着いた校風の中、理数教育や探究活動にじっくり腰を据えて取り組む学習環境が整っており、堅実な学力形成を志向する層から厚い支持を集めています。
次に、立川高校と八王子東高校の偏差値比較を行うと、両校は偏差値68〜70前後で競り合う関係にあります。かつて八王子東は手厚い進路指導と圧倒的な演習量で知られる管理型進学校のカラーが強かったのに対し、立川高校は「自主自律」を重んじ、自ら学習計画を立てて走る生徒を尊重する風土です。理数系に特化した先端設備を求めるなら立川、きめ細かな面倒見を求めるなら八王子東という棲み分けが鮮明になっています。