「セルフスタンド空気圧点検をやってみたいが、器具の使い方が分からず店員に聞くのも恥ずかしい」という心理的ハードルを感じる方は非常に多いのが実情です。しかし、ガソリンスタンド空気入れの構造と手順は極めてシンプルに設計されています。給油所で見かける空気入れは、大きく分けて「持ち運び式エアタンク型」と「据え置き型充填機」の2種類が存在します。
それぞれの具体的な取り扱い手順とエアゲージ使い方は以下の通りです。
1. 持ち運び式エアタンク型(丸いタンクに取っ手とメーターが付いたタイプ)
洗車スペースや給油レーンの脇に設置されたスタンドからタンクごとタイヤのそばへ持ち運びます。本体上部に「+」「−」のボタンまたはレバーがあり、先端のノズルをタイヤのバルブにまっすぐ押し当てて計測・充填します。 押し当てた瞬間に「シューッ」と一瞬音が鳴り、メーターの針が現在の空気圧を指します。針が指定値より低ければ「+」ボタンを押して空気を注入し、入れすぎた場合は「−」ボタンで微減させます。しっかりとバルブの軸に対して垂直に押し込まないと空気が漏れ出てしまうため、まっすぐ強く押し当てることが最大のコツです。
2. 据え置き型充填機(デジタル式またはダイヤル式)
建物の壁際や専用駐車枠に固定された機械で、長いホースを引き出して使います。操作パネルであらかじめ「設定したい空気圧の数値」を合わせるのが最大の特徴です。 デジタル式ならボタンで「240」など数値を入力し、ダイヤル式なら針を指定の目盛りに合わせます。その状態でノズルをタイヤバルブにしっかりと差し込むと、機械が自動で充填を開始します。「ピピピッ」という電子音や機械のベル音が鳴り止んだら充填完了の合図であり、過不足なく自動でぴったり充填されるため、初心者には最も扱いやすい設備です。
作業時は、あらかじめ4本のホイールから黒いゴム製のバルブキャップを外し、失くさないようポケットや給油口のフタの上にまとめて置いておくと作業がスムーズに進みます。充填後はキャップを元の通りしっかり締め直すことを忘れてはなりません。