保育士の過酷さは、精神面だけでなく肉体面にも過度な負担を強います。代表的な身体的リスクが保育士腰痛体調不良です。現場では以下のような過酷な動作が1日中繰り返されます。
・10kg〜15kg以上ある乳幼児の頻繁な抱っこやおんぶ
・床に座ってのオムツ替えや着替え補助、低い幼児用便座での排泄介助
・かがんだ姿勢での食事介助や室内清掃
・散歩時や園庭での突発的な子どもの飛び出し防止
これらの動作は腰椎や骨盤に強烈な負荷をかけ続け、慢性的な腰痛や椎間板ヘルニアを発症して休職・退職に追い込まれる保育士が続出しています。さらに、冬場の感染症(インフルエンザ、ノロウイルス、RSウイルスなど)の流行時には、看病と消毒作業に追われる中で自身も感染・発症するリスクと常に隣り合わせです。
交代制のシフト勤務(早番・中番・遅番)によって生活リズムが崩れやすく、自律神経の乱れや睡眠障害を抱える職員も少なくありません。身体の限界を気力だけでカバーし続けた結果、ある日突然糸が切れたように出勤できなくなる「ドミノ離職」が保育現場で多発しています。