活動再開後の宮沢りえを真の「大女優」へと押し上げたのは、舞台演劇での研鑽でした。演出家・蜷川幸雄や野田秀樹の作品に果敢に挑戦し、読売演劇大賞最優秀女優賞など名だたる演劇賞を総なめにしていきます。
映像分野でもその才能は遺憾なく発揮されました。
- 『たそがれ清兵衛』(2002年):清楚で凛としたヒロインを好演し、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。
- 『紙の月』(2014年):平凡な主婦が巨額横領に手を染めていく心理を凄まじい迫真さで演じ切り、各映画賞で主演女優賞を独占。
- 『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年):余命宣告を受けながら家族を包み込む母の愛情を熱演し、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。
- 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2026年):北条時政の後妻・りく(牧の方)役で、気高く野心的な女性を怪演。
美少女アイドルから本格的な演技派女優へと脱皮を遂げた彼女は、いまや日本映画界・舞台界になくてはならない至宝として確固たる地位を築いています。