本作の真骨頂は、プレイヤーがシームレスに世界を駆け巡れるオープンワールド型の設計にある。広大なリゾート空間「カワウシリゾート」を舞台に、どこへ行くのも自由という圧倒的な開放感が提示された。
風を切って走る爽快感、景色を眺める静寂のひととき、そしてふとした瞬間に発見する宝箱。これらが組み合わさることで、まるで本当に南国の島や銀世界のゲレンデで長期休暇を過ごしているかのような没入感が生まれる。
ただ目的地へ向かうだけでなく、道中の寄り道そのものがコンテンツとして成立している点において、当時のゲームデザインとしては突出した完成度を誇っていた。