どれだけ技術が進歩しても、人を救うのは人だ。しかし、全国的な課題である「消防士不足」は春日井市にとっても他人事ではない。過酷な勤務環境を敬遠する若者が増える中、組織の維持は容易ではないのが本音だ。
これに対し、同本部は勤務シフトの柔軟化や、非災害時の事務作業のアウトソーシングを進めている。また、メンタルヘルスケアの専門家を定期的に招き、凄惨な現場を経験した隊員たちの心のケアにも本腰を入れる。「強くてタフな消防士」という古いイメージを脱却し、持続可能な職場環境を作ることが、巡り巡って市民の安全につながるのだ。