杉本有美の名を全国区に押し上げた大きな転機。それが東映制作の特撮ドラマ『炎神戦隊ゴーオンジャー』への出演だ。彼女が演じた「ゴーオンシルバー」こと須塔美羽は、クールで凛とした気品あふれるヒロイン。日曜の朝、テレビ画面の前で多くの子どもたちとその保護者を虜にした。
しかし、特撮ドラマで見せる洗練された演技と、雑誌やDVDで魅せる妖艶なグラビア表現との落差。この鮮烈なギャップが、当時のエンターテインメント業界に強烈なインパクトを与えた。東映作品のヒロインという清純派の象徴でありながら、カメラの前では大胆な姿を披露する。その振れ幅の広さこそ、彼女が唯一無二の存在たり得た証拠だ。