再開発から10年以上が経過した文京キャンパスですが、その施設管理の質と居住性に対しては、在学生から肯定的な評価が多数を占めています。とりわけ、地下フロアと中層フロアを有機的につないだE館(教育・研究棟)や、大学の祖である後藤新平・新渡戸稲造の名を冠した記念講堂などは、清潔感と機能性が高度に両立しています。
学食環境についても、都市型キャンパスならではの工夫が見られます。B館地下に設置されたメイン食堂では、ワンコイン前後(400円〜600円台)で栄養バランスの取れた定食や麺類が提供されており、物価高が続く近年において学生の心強い味方となっています。また、カフェラウンジやオープンスペースが各所に配置されており、授業の空き時間にノートPCを開いて課題やエントリーシート作成に励む学生の姿が日常の風景となっています。
一方で、現役生へのヒアリングからは都市型キャンパスならではのシビアな実情も浮かび上がってきます。
「茗荷谷駅から3分なので、1限のギリギリまで寝ていられるのは本当に助かる。ただ、昼休みの時間帯は学食の座席が一気に埋まってしまう。座れないときは駅前のカフェやファミレス、スーパー(三徳など)でテイクアウトして空き教室で食べることが多い」(政経学部3年・男子学生)
「池袋まで丸ノ内線で5分なので、就活の合間の時間調整や、放課後のサークル活動、アルバイトへの移動が信じられないほどスムーズ。八王子の友達が『高尾からの移動が大変』と言っているのを聞くと、文京キャンパスの商学部を選んで正解だったと実感する」(商学部4年・女子学生)
このように、敷地のコンパクトさに起因する昼食時の混雑といった課題はあるものの、駅近立地と周辺インフラの充実度がそれを十分に補っている実態が浮き彫りとなっています。