独立後、彼女の姿は民放キー局のドラマやバラエティ番組から完全に消え去りました。圧倒的な知名度と演技力を持ちながらも起用が見送られ続けた状況に対し、世間では「能年玲奈が業界から干された理由の真相」として、大手事務所への忖度やキャスティングの圧力が公然と噂されることになります。
この潮目を大きく変えたのが、2019年7月に公正取引委員会が芸能界に対して行った注意喚起でした。元SMAPの3人(新しい地図)に対する民放テレビ局への出演妨害の疑いでジャニーズ事務所に注意が出された際、公取委は他の芸能事務所や業界全体に対しても「独立タレントへの不当な圧力は独占禁止法違反につながる恐れがある」と警告を発しました。
この歴史的な是正措置によってテレビ各局の過剰な忖度構造が見直され、独立したタレントが正当に評価される土壌が少しずつ整い始めました。