猫が水を吐くのはなぜ?命に関わる危険な病気と受診の目安を徹底解説の重要なポイントについて、専門知識を基に徹底解説します。
愛猫が水を吐いた際、直ちに夜間救急へ走るべきか、翌朝まで経過を観察できるかの判断は命を左右します。臨床データと獣医師の診断基準を統合した下表をもとに、愛猫の現状を正確に照らし合わせてください。
吐瀉物の状態・頻度全身状態・併発症状疑われる主な原因疾患受診の緊急度・編集部の見解透明な水・少量の白い泡
(単発・1回のみ)食欲あり、毛艶良好、活動性正常
(水を吐くが元気はある)水の早飲み、空腹による胃酸過多、一時的な胃の冷え【低〜中(半日経過観察)】
半日絶食・少量の給水で様子見。反復しなければ緊急性は低い。水を飲むたびに毎回吐く
(半日で3回以上)落ち着きがない、口をペチャペチャ鳴らす、食欲低下急性胃腸炎、食道狭窄、胃内異物(不完全閉塞)【高(当日中に受診)】
水分を保持できず急速に脱水が進むため、半日以内に動物病院へ。大量の水を吐く・多飲多尿
(数日〜数週間継続)徐々に体重減少、毛パサつき、口臭(アンモニア臭)慢性腎不全、糖尿病、甲状腺機能亢進症、肝不全【高(早期血液検査が必須)】
シニア猫に好発。腎機能低下による尿毒症の疑いがあり精査必須。激しい嘔吐・黄色や茶色の液体
(吐こうとしても出ない)ぐったりして動かない、腹部膨満、発熱または低体温消化管完全閉塞(異物誤飲)、腸重積、急性膵炎、中毒【最優先(即時救急受診)】
腸管壊死や腹膜炎の危険。数時間でショック死に至る緊急事態。
動物病院における診療費の目安として、初診・再診料(1,000円〜2,500円)に加え、血液生化学検査(8,000円〜15,000円)、レントゲン・超音波画像診断(7,000円〜15,000円)、制吐剤注射(吐き気止め等の皮下注射:2,000円〜4,000円)が必要となるのが一般的です。異物摘出の手術を伴う場合は15万〜30万円規模の治療費が発生することもあるため、異変を感じた初動での検査が結果的に身体的・経済的負担を最小限に抑えます。