「ウォーリーを探さないで」は単独で生まれた特異点ではなく、2000年代初頭に爆発的な流行を見せたビックリフラッシュ文化の潮流の中にありました。
当時、米国のゲームサイト『The Maze(赤い点を壁に当てずにゴールへ運ぶイライラ棒ゲーム)』が世界的なバイラル現象を起こし、それを模倣した作品が世界各地で乱造されました。日本国内でも以下のような類似作品が次々と投稿され、ネット黎明期のダークサイドを形成していました。
・『こっち見んな』:ほのぼのとしたキャラクターの背後から突然怪物が現れる作品
・『ななみちゃん』:NHKのキャラクターを騙った偽装フラッシュ
・『緑の部屋(Green Room)』:部屋の脱出ゲームを装ったジャンプスケア
アニメーション技術が誰でも手軽に扱えるようになった一方で、著作権意識やリテラシーが未成熟だった時代背景が、こうした過激な悪戯コンテンツの温床となっていたことは見逃せません。