スキンケアや生活改善では元に戻らない拡張した血管に対しては、美容外科や血管外科で行われる医療アプローチ(ハンドベイン治療)が根本的な解決策となります。メスを使わず日帰りで行える施術が主流です。
◆ ハンドベイン レーザー治療(血管内焼灼術・表在レーザー)
目立つ静脈の内側に極細の光ファイバーを通し、レーザーの熱で血管を内側から縮めて閉塞させる治療法です。閉塞した血管はやがて体内に自然吸収され、血液は深部の静脈へと迂回して流れるため手の血流に悪影響はありません。傷跡が極めて小さく、施術直後から血管のボコボコが消失するのが大きな特徴です。
◆ 手の甲 脂肪注入(マイクロCRF・ナノファット)
自身の太ももや腹部から少量の脂肪を採取・濃縮し、手の甲の皮下に細かく注入する方法です。失われた皮下組織のボリュームを補うことで、浮き出た血管や筋を自然に覆い隠します。自身の脂肪に含まれる幹細胞の働きによって皮膚自体のツヤやハリが再生するメリットもあります。
◆ 治療にかかる費用感とダウンタイム
ハンドベイン治療は病気の治療ではなく審美目的となるため、基本的には自由診療(全額自己負担)です。
・レーザー治療の費用目安:片手 約15万〜25万円(両手で約30万〜50万円)
・手の甲 脂肪注入の費用目安:両手 約30万〜60万円
いずれも施術時間は30分〜1時間程度で、局所麻酔を用いるため術中の痛みは抑えられます。術後数日から1〜2週間程度は内出血や軽い腫れが生じることがあるため、大事なイベントの直前を避けてスケジュールを組むのが通例です。