Q1:トリートメントを毎日使い続けると、髪が慣れてしまって効果が薄れますか?
A1:髪が成分に「慣れる」という現象は科学的に存在しません。効果を感じにくくなる背景には、毛髪内部のダメージホールが埋まり切って補修の余地が少なくなったか、あるいは過剰なシリコーンや油分が蓄積する「ビルドアップ現象」によって髪が重く硬くなっているケースが考えられます。週に1度はクレンジングシャンプーで蓄積皮膜をリセットすることで、本来の軽やかな指通りが蘇ります。
Q2:インバストリートメントを使っていれば、アウトバストリートメントは不要ですか?
A2:目的が異なるため両方の併用が強く推奨されます。インバストリートメントは水相での「深部成分補給」であるのに対し、アウトバストリートメントはドライヤーの熱風(80〜100度)によるタンパク質変性や水分の急激な蒸発を防ぐ「耐熱シールド」の役割を果たします。どちらか一方を省くと、乾かす過程でダメージが進行します。
Q3:コンディショナーとトリートメントが一体化した製品は効果が劣るのでしょうか?
A3:市販の「トリートメントインコンディショナー」などは、デイリーケアとしての手軽さを最優先に処方設計されています。軽度の日常ダメージであれば十分な効果を発揮しますが、深刻な熱変性やケミカルダメージに対しては、浸透性と被膜強度の両面において単体特化型トリートメントに及ばないのが実情です。髪の状態に合わせて使い分けるのが賢明です。
Q4:トリートメントを塗布したあと、時間を置かずにすぐ洗い流しても意味はありますか?
A4:全く意味がないわけではありませんが、内部補修効果は大幅に低下します。カチオン界面活性剤による表面吸着は数十秒で行われますが、加水分解ケラチンやCMCなどの補修成分がコルテックスまで浸透拡散するには最低でも2〜3分の物理的接触時間が必要です。塗布直後のコーミングと3分間のインターバルを徹底してください。