獣医学部の偏差値ランキング2026|医学部並みに難関な理由と穴場校

獣医学部の偏差値ランキング2026|医学部並みに難関な理由と穴場校

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獣医学部進学を検討する家庭にとって、偏差値以上の高い壁となるのが学費問題です。獣医学教育は医学や歯学と同様に6年制であり、一般的な4年制学部と比較して2年分余計に学費が発生します。さらに、実験・実習機材や動物飼育管理費が莫大であるため、私立大学の学費設定は医学部に次ぐ高額帯となっています。

国公立大学の場合、文部科学省が定める標準額に準拠しているため、6年間の学費総額は約350万円(入学金約28万円+年間授業料約54万円×6年)で済みます。これに対して私立大学6校の6年間総額は、最低でも約1,300万円から1,500万円超に達します。初年度納付金だけでも250万〜300万円が必要となり、一般サラリーマン世帯にとって無計画な進学は家計の破綻を招きかねない金額です。

私立大学獣医学部における6年間の学費内訳を比較すると、日本獣医生命科学大学が約1,400万円、麻布大学が約1,420万円、北里大学が約1,450万円、酪農学園大学が約1,350万円、岡山理科大学が約1,480万円となっています。この巨額な資金負担を乗り越えるため、受験現場では奨学金の活用が死活問題となっています。

日本学生支援機構(JASSO)の貸与型奨学金だけでなく、近年特に注目を集めているのが産業動物獣医師修学資金給付事業や地方自治体による公務員獣医師等修学資金です。これは、深刻な獣医師不足に悩む地方自治体や農業協同組合(JA)が、卒業後に一定期間(通常5〜7年程度)その地域で産業動物臨床や公務員(家畜防疫・公衆衛生)として勤務することを条件に、学費相当額を無利息貸与、または全額返還免除する制度です。私立大学在学中であっても数百万円から1,000万円近くの支援を受けられるケースがあり、「私立獣医に進みたいが経済的余裕がない」家庭にとって強力な命綱として機能しています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。