ふたりのきもちのほんとのひみつ』歌詞の真相!カジヒデキの仕掛けを徹底解剖

ふたりのきもちのほんとのひみつ』歌詞の真相!カジヒデキの仕掛けを徹底解剖

ふたりのきもちのほんとのひみつ』歌詞の真相!カジヒデキの仕掛けを徹底解剖を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

本作の強烈なグルーヴと中毒性を支えているのが、音楽ユニットEXPO(山口優、松前公高)による作曲・編曲です。彼らが持ち込んだのは、一般的なアニメソングの定石とは大きく異なる、モンド・ミュージックやトイトイポップ、エレクトロニカの文脈でした。BPMをあえて速すぎないミドルテンポに設定し、チープで温かみのあるシンセサイザーとパーカッションをレイヤー状に重ねることで、聴けば聴くほど耳が離せなくなる音響空間を作り出しています。

そのトラックの上で繰り広げられるのが、折部やすな役の赤﨑千夏とソーニャ役の田村睦心による圧巻のボーカルワークです。レコーディングにおいて両者のキャラクター性は極限まで誇張されており、やすなの突き抜けた高音によるウザ可愛さと、ソーニャの低音でドスの利いたツッコミが、左右のステレオチャンネルに振り分けられるように配置されています。

公式のメイキングや声優陣が当時語ったエピソードによると、やすなの予測不能なテンションに合わせるため、テイクごとに微細なニュアンスの調整が繰り返されたとされています。計算された不協和音と絶妙なタイム感のズレが、機械的なループには出せない「生きた狂気」と「愛らしさ」を楽曲に吹き込んでいます。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。