「フェスはどこも同じようなもの」と侮ると、現地で身体的・精神的な限界に直面します。取材現場で目撃されるトラブルの多くは、会場の環境構造と参加者の準備不足に起因しています。
都市型フェスの実態:コンクリートの照り返しと屋内冷却のジレンマ
サマーソニック幕張会場やロッキン蘇我会場などの都市型フェスは、交通の便が良い反面、アスファルトや人工芝からの強烈な照り返しに晒されます。日中の体感温度は40℃を超えることも珍しくありません。サマソニのように屋内展示場(幕張メッセ)を行き来できる環境であっても、冷房の効いた室内と炎天下の屋外を往復することで自律神経に大きな負荷がかかり、急激な倦怠感や熱中症を引き起こすケースが多発しています。
自然・キャンプ滞在型フェスの実態:天候急変と過酷な夜間環境
8月 音楽フェス キャンプ 宿泊を伴うライジングサンロックフェスティバル等では、都市型とは全く異なるサバイバル能力が必要です。日中は直射日光と砂埃に晒され、夜間は15℃前後まで気温が急低下します。現地取材で参加者から聞かれた声には、「日中の暑さ対策ばかり考えていたら、深夜の寒さで一睡もできず体力を奪われた」「雨天時のテント浸水で着替えがすべて濡れてしまった」という深刻なトラブルが並びます。事前のテント設営練習や、本格的な防寒具・防水ギアの準備が生存の絶対条件となります。
また、広大な会場ではモンスターバッシュ タイムテーブルなどの進行スケジュールに合わせてステージ間を1日に10km以上歩き回ることも珍しくありません。見たいアーティストを詰め込みすぎず、適度なインターバルと補給タイムを組み込んだ無理のないタイムテーブル設計が必須です。