普段スニーカーやフラットシューズばかり履いている人が、いきなり7cmのピンヒールで外出するのは、準備運動なしでフルマラソンを走るようなものです。まずは室内で1日3分でできるハイヒール初心者練習法を取り入れ、必要なインナーマッスルとバランス感覚を呼び覚ましましょう。
第1のメニューは、足裏のアーチを取り戻す「タオルギャザー」です。床に敷いたフェイスタオルに素足を乗せ、かかとを床につけたまま足の指先だけを使ってタオルを手前に引き寄せていきます。この動作により、ヒール歩行時に前滑りを防ぐために必須となる「足指の把持力(つかむ力)」が鍛えられます。
第2のメニューは、体幹とふくらはぎの深層筋を鍛える「壁面つま先立ちキープ」です。壁に軽く手を添えて背筋を伸ばし、両足のかかとをできるだけ高く持ち上げて5秒間キープします。この際、足首が外側にグラつかないよう、親指の付け根にしっかり体重を乗せるのがコツです。これを10回×2セット行います。
基礎筋力がついたら、室内での「ローヒールからの段階的ステップアップ」を行います。最初は太めの3〜4cmチャンキーヒールから始め、鏡の前で膝が伸びているか、上半身がブレていないかを確認しながら、フローリングの目地に沿ってゆっくり歩く練習を重ねてください。足首がブレなくなってから細いヒールへと移行するのが、挫折を防ぐ確実な道筋です。