忠節橋ライブカメラで長良川の今を確認!水位危険度と通行止めの真実

忠節橋ライブカメラで長良川の今を確認!水位危険度と通行止めの真実

忠節橋ライブカメラで長良川の今を確認!水位危険度と通行止めの真実にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

豪雨時に忠節橋ライブカメラリアルタイム画面を見たネットユーザーが最も驚愕するのが、「グラウンドや駐車場が完全に水没し、茶色い激流が広大に広がっている光景」です。SNS上では「忠節橋の長良川がすでに氾濫している」「堤防が決壊する寸前だ」といった過激な投稿が目立ちますが、ここに水利工学的な大きな誤解が潜んでいます。

長良川増水被害の真相を正しく読み解く鍵は、長良川が採用している「複断面(ふくだんめん)河道」という治水構造にあります。普段市民が散歩やスポーツに利用している広大な敷地は「高水敷(こうすいしき)」と呼ばれ、計画規模の洪水を安全に流下させるための『意図的な通水路』として設計されています。高水敷が水に浸かることは設計上想定されたプロセスであり、それ自体は堤防の決壊(破堤)を意味するものではありません。

むしろ注視すべき真の危機は、ライブカメラには映りにくい「内水(ないすい)氾濫」です。長良川本川の水位が急激に上昇すると、市街地の雨水を川へ排出するための水門(樋門)が、本川の逆流を防ぐために閉鎖されます。その結果、行き場を失った市街地側の雨水が道路冠水を引き起こし、側溝やマンホールから噴き出す事態に発展します。過去の長良川大雨冠水ニュースを精査しても、堤防越水よりも内水氾濫によって住宅や店舗の床上浸水被害が発生している事例が圧倒的多数を占めています。「橋のライブカメラで堤防を水が越えていないから安全」と過信するのは危険な盲点と言えます。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。