カテゴリーがB3に降格したとはいえ、新潟アルビレックスBBが誇るホームアリーナ「シティホールプラザ アオーレ長岡」のポテンシャルは決して色褪せていません。JR長岡駅直結という日本屈指のアクセス性と、アリーナの一体感を生み出す構造は、今なお他クラブのアウェーファンから羨望の眼差しを向けられています。
しかし、現地やSNS(X・旧Twitterや掲示板)に寄せられるファンの本音は、複雑に揺れ動いています。試合会場やネットコミュニティで見られるリアルな評判を分類すると、以下の3つの潮流が鮮明になります。
第一に、「長年支えてきたコアファンの苦悩と愛着」です。アリーナ取材時、ある50代の男性ブースターは「B1優勝争いをしていた頃のアオーレの歓声は今も耳に残っている。B3まで落ちた時は絶望したが、苦しい時こそ支えなければ新潟からプロバスケが消えてしまう」と涙ながらに語りました。週末の試合では、カテゴリーを問わず家族連れや地元住民がメガホンを叩く光景が守られています。
第二に、ネット上で噴出する「歴代フロント・経営陣のガバナンスに対する厳しい批判」です。「なぜ数年前の資金難の兆候を放置したのか」「編成のビジョンが見えず、毎年選手が総入れ替えになるのはなぜか」といった経営難・スポンサー獲得能力への不満は根強く残っています。
第三に、「再起へ向けた若手選手の躍動に対するポジティブな評価」です。泥臭くルーズボールに飛び込み、強固なディフェンスから速攻を仕掛ける愚直なプレースタイルに対し、「勝敗だけでなく、ひたむきに戦う姿勢が戻ってきた」と好意的に受け止める声が徐々に増えており、ファンのエンゲージメントは底打ちから反転の兆しを見せています。