Coffee County福岡の真価|世界が唸る焙煎の正体と高砂の現場

Coffee County福岡の真価|世界が唸る焙煎の正体と高砂の現場

Coffee County福岡の真価|世界が唸る焙煎の正体と高砂の現場の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

COFFEE COUNTYの屋台骨を支えるのは、ファウンダーでありヘッドロースターを務めるCOFFEE COUNTY森崇顕氏の徹底した現場主義です。森氏の軌跡は、単なる「ロースターの独立物語」とは一線を画しています。

2013年、ブランドの原点となるコーヒーカウンティ久留米本店を立ち上げる直前、森氏は単身中米ニカラグアへ渡航。現地のコーヒー農園に住み込み、収穫から発酵、水洗、天日乾燥という精製プロセスを泥にまみれながら自らの手で経験しました。農園主がどのような思いで豆を育て、気候変動や土壌と格闘しているかを皮膚感覚で理解しているからこそ、豆に対する解像度が極めて高いのです。

その哲学を具現化するための心臓部が、コーヒーカウンティ焙煎のこだわりを象徴するドイツ製ヴィンテージ焙煎機「PROBAT(プロバット)」です。厚みのある鋳鉄製ドラムがもたらす蓄熱性と柔らかな熱伝導を熟知し、豆の芯まで均一にエネルギーを届けつつ、豆が本来持つ繊細なアロマ化合物を一切焦がさず残す焙煎プロファイルが日々ミリ単位で調整されています。この緻密な火入れによって、コーヒーカウンティおすすめ豆として並ぶシングルオリジンは、どれも濁りのないクリーンカップと鮮烈なテロワールを発揮します。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。