実際にギターを構えて音を鳴らすための具体的なコード進行と、原曲キーに合わせるためのセッティングを整理していきます。
1. カポタスト(カポ)の位置
テツandトモの原曲(シングル版・テレビ実演)のキーは基本的に「Am(イ短調)」です。したがって、レギュラーチューニングの状態でカポタストは不要(ノンカポ)で演奏するのがオリジナル仕様となります。
もし女性ボーカルが歌う場合や、声が低くて歌いにくい場合は、2フレットにカポを装着してEmキー進行に置き換えるか、あるいはカポの位置を3〜5フレットに上げてキー調整を行うと歌いやすさが向上します。
2. おなじみのイントロコードとキメ
テツ氏の「なななな〜なななな〜ななななんでだろう〜」というアカペラに続いて炸裂する、あの象徴的なイントロの進行です。
【イントロの進行】
(N.C.)なななな なななな ななななんでだろう
[ E7 ]→[ Am ]→[ E7 ]→[ Am ]
(ジャッ! ジャッ! ジャッ! と歯切れよくカッティング)
トモ氏本人は、ここでハイポジションのE7とAmを使い、パーカッシブな音を出していますが、初心者の場合は1フレット〜2フレットの開放弦を使ったローコードのE7とAmを「ジャッ!」と鳴らし、すぐに右手の側面(小指球)で弦に触れて音を止める(ブリッジミュート/消音)だけで、驚くほどそれらしい雰囲気が出せます。
3. サビ・Aメロのコード進行
続いて、メインの「なんでだろう〜 なんでだろう〜」の部分です。
【サビ】
Am(なんでだろう〜) Dm(なんでだろう〜)
E7(なんでだ なんでだ ろう〜) Am
【日常あるあるネタ部分(Aメロ)】
Am(昆布が海の中で) Dm(ダシが出ないの)
E7(なんでだ ろう〜) Am
※アニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のエンディング曲として親しまれた『なんでだろう 〜こち亀バージョン〜』の展開部などでは、以下の進行が加わります。
Am(お給料日に お給料) Dm(全部) G(使っちゃ) C(う〜) E7
Am(思いつきの行動で) Dm(計画) E7(性が全く) Am(ない〜)
このように、基本は「Am → Dm → E7 → Am」という日本人のDNAに刷り込まれた哀愁のマイナーコード循環です。この進行がループしているだけなので、コードを覚える負担は最小限で済みます。