実父・久保氏による集金行為やメディアへの情報売却行為はエスカレートの一途を辿った。最終的に、彼女は若くして冷徹な決断を下す。弁護士を立て、手切れ金とも言える多額の金銭を久保氏に支払うことで、親子の縁を法律上・経済的に完全に断ち切ったのだ。当時若干数十歳だった少女が下したこの決意は、己の人生を己の手で取り戻すための壮絶な闘いでもあった。
血縁の呪縛から解放された彼女の前に現れたのが、映画やドラマで共演を重ねていた俳優の三浦友和だった。偽りのない愛で寄り添い、彼女の傷ついた心を温かく包み込んだ三浦の存在は、人生最大の救いとなった。歪んだ実父の像によって傷つけられた「男性」への信頼を、三浦との愛が再構築したと言っても過言ではない。21歳という若さでの完全引退は、自らの手で掴み取った「真の家庭」を何よりも大切にしたいという決意の表れだった。