乾燥機との相性を語る上で外せないのが、シャツ自体の進化です。かつては「形態安定シャツ=乾燥機厳禁」とされていましたが、素材開発が進んだ現在では形態安定ワイシャツでも乾燥機対応を明記した高機能モデルが主流となっています。
形態安定性能を示す「W&W性(ウォッシュ&ウェア性)」の基準において、一般的なシャツは3.0級前後ですが、大手アパレル各社が展開する完全ノーアイロンシャツ(ニットシャツや特殊ポリエステル混紡)は最高水準の4.0級〜5.0級を誇ります。実際にノーアイロンシャツの乾燥機縮み検証を行ったデータでも、綿100%素材が3〜5%程度縮むのに対し、トリコット編みのニットシャツや形態安定ポリエステル混紡素材は縮み率が0.5%未満に抑えられ、寸法変化がほとんど起きないことが実証されています。
乾燥機を日常的にヘビーユースするならば、綿100%の高級ドレスシャツはクリーニングや手洗いに回し、普段の仕事着には「ポリエステル高配合の形態安定シャツ」または「ビジネスカジュアル用ニットシャツ」を選ぶのが、最も賢くタイムパフォーマンスを高める戦略です。