コーンスターチは体に悪いは本当?遺伝子組み換えや血糖値リスク検証

コーンスターチは体に悪いは本当?遺伝子組み換えや血糖値リスク検証

コーンスターチは体に悪いは本当?遺伝子組み換えや血糖値リスク検証の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

台所で最も混同されやすいのが「コーンスターチ 片栗粉 違い」です。両者とも料理にとろみを付ける白い粉末ですが、植物学的な起源も、分子構造の性質も全く異なります。 片栗粉はジャガイモ(馬鈴薯)から抽出されたデンプンであり、加熱すると約60℃の比較的低い温度から糊化(糊状に固まること)が始まります。仕上がりは透明度が高く、粘度も強烈ですが、冷めると水っぽく戻ってしまう「離水現象」が起きやすいのが弱点です。対するコーンスターチは、とうもろこし(主にデントコーン種)を亜硫酸水に浸漬してデンプン粒を分離精製したものです。糊化には80℃前後の高い熱が必要で、仕上がりは不透明な乳白色になりますが、冷えても粘度が失われず、プリンやカスタードクリームのようなぽってりした質感を保ち続けます。

項目コーンスターチ片栗粉(馬鈴薯デンプン)編集部の見解・評価主原材料トウモロコシ(主に輸入)ジャガイモ(主に北海道産)国産志向なら片栗粉が優勢だが、用途特性が異なるカロリー(100gあたり)約354 kcal約338 kcal大差なし(ともにほぼ純粋なデンプン質)GI値(食後血糖上昇指数)約85〜90(高GI)約80〜88(高GI)どちらも血糖値を急激に上げやすいため使用量に配慮糊化温度とテクスチャー約80℃(白濁、冷えても安定)約60℃(透明、冷めると水戻り)洋菓子・揚げ衣はコーン、中華のあんは片栗粉が最適グルテン含有完全グルテンフリー(0%)完全グルテンフリー(0%)小麦アレルギーやセリアック病でも安心して利用可能

栄養成分の観点から言えば、コーンスターチも片栗粉もビタミンやミネラル、タンパク質がほとんどそぎ落とされた炭水化物塊です。したがって、栄養補給を期待する食材ではなく、料理の物性をコントロールするための「物理的調理補助材」として認識するのが正確です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。