先島諸島は、太平洋上で発生した熱帯低気圧が海水温の高い海域を北上しながら勢力を強める「台風の通り道」にあたります。海水温が下がらないまま直撃するため、最大瞬間風速60m/sを超えるような猛烈な勢力の台風が毎年猛威を振るいます。
そのため、島々の建築物は頑丈な鉄筋コンクリート造が標準化されており、民家の屋根瓦は漆喰で強固に固められています。さらに、数日間にわたるフェリーや航空便の欠航に備えた備蓄体制や、強風に耐えうる防風林(フクギの並木など)の配置など、生活様式のすみずみに厳しい自然環境と共生するための高度な防災の知恵が根付いています。