このホテルの歩みは、そのまま瀬戸内エリアにおけるラグジュアリーツーリズムの歴史そのものです。ルーツを遡ると、1973年に地元屈指の大手造船企業・常石造船が、国内外から訪れる船主やVIP客をもてなす迎賓館兼福利厚生施設「ベラビスタ境ガ浜」として開設したことに端を発します。
その後、2007年に一般ゲストを受け入れるリゾートホテルとして大規模リニューアルを敢行。2015年にはマリーナ施設との一体感を強めた「ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道」へとリブランドし、建築家・中村拓志氏が設計した二重螺旋の「リボンチャペル」や、瀬戸内の海と空に溶け込むインフィニティプール、デッキスペース「ザ・テラス」を新設しました。客室数をわずか45室前後に絞り込み、きめ細やかなプライベート空間を提供することで、国内屈指の隠れ家リゾートとしての地位を不動のものにしたのです。
以下は、旧施設の実績スペックと、進行中の建て替え計画および業界標準を比較した客観データです。
迎賓館から始まった半世紀の伝統を背負いながら、次の50年を見据えた「真のグローバル・デスティネーションホテル」を創り出す。これこそが、ツネイシホールディングスが巨額の資本投下を伴う建て替え計画に踏み切った本質的な狙いです。