金田正一氏は2019年10月6日午前4時38分、東京都内の病院で息を引き取りました。享年86歳。所属事務所および関係者から発表された正式な死因は「急性胆管炎による敗血症」でした。
急性胆管炎とは、肝臓から十二指腸へと胆汁を送る胆管に結石や腫瘍などが詰まり、細菌感染を引き起こして急激な炎症を起こす疾患です。重症化すると細菌や毒素が血液を通じて全身へと回り、多臓器不全を引き起こす「敗血症」へと進行します。高齢者の場合は急激に血圧低下や意識障害を起こし、短時間で命に関わる重篤な状態に陥るケースが少なくありません。
現役時代から「食事と睡眠こそが肉体を作る」と公言し、人一倍健康に配慮していた金田氏でしたが、内臓疾患の急激な悪化には抗うことができませんでした。異変を感じて搬送されてから集中治療が施されたものの、病状の進行は極めて早く、球界の巨星は静かに眠りにつくこととなりました。