第6部で世界が一巡した後の物語展開と、メディアミックスにおける演出表現についてもファンの注目が集まっています。
第7部『スティール・ボール・ラン(SBR)』との世界観の繋がり
第6部のラストで一巡した世界と、続く第7部『スティール・ボール・ラン』および第8部『ジョジョリオン』、第9部『The JOJOLands』の世界は、直接的に地続きの同一世界ではありません。荒木飛呂彦氏自身がインタビュー等で明かしている通り、第7部以降は舞台設定を一新したパラレルワールドとして描かれています。
ただし、第1部から第6部まで続いた「ジョースター家とDIOの因果の歴史」を第6部のラストで完全に完結させたからこそ、荒木氏は新たな境地として19世紀末のアメリカを舞台にした壮大な冒険譚を描くことが可能となりました。精神的な意味において、第6部のラストは次代のジョジョワールドを切り開くための不可欠な通過儀礼だったのです。
アニメ版『ストーンオーシャン』最終回で見せた圧巻の演出
アニメ版の最終話(第38話)では、原作の感動をさらに増幅させる演出が施され、世界中のファンを熱狂させました。特筆すべきは、ラストシーンからエンディングへの移行です。
一巡後の雨の荒野で車が走り去るシーンにおいて、第1部・第2部の主題歌でもあったYesの「Roundabout」が劇中歌として流れ始めます。画面には第1部ジョナサンから始まり、ジョセフ、承太郎、仗助、ジョルノ、そして徐倫へと受け継がれてきた歴代主人公たちのハイライトシーンが次々とオーバーラップしました。アニメ版は、第6部の結末が「これまでのすべての物語を肯定し、未来へ送る壮大なグランドフィナーレ」であることを完璧に描き切っています。