1941年3月生まれの徳光和夫は、2026年3月の誕生日をもって85歳という大きな節目を迎えました。同年代のアナウンサーやタレントが活動の縮小や完全引退を選択するなか、徳光のスケジュール帳は今なお多忙を極めています。その代表格が、2010年代から続く長寿旅番組『路線バスで寄り道の旅』と、土曜早朝の生放送であるラジオ番組『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』です。
特に早朝の生放送ラジオは午前5時台からマイクの前に座り、生放送で2時間以上にわたって最新の時事ニュース、歌謡曲、そして熱狂的なファンとして知られるプロ野球談議を澱みない滑舌で届け続けています。放送関係者の証言によると、「徳光さんは前夜の巨人戦の勝敗で明らかにテンションが変わるものの、ひとたびマイクが入れば昭和歌謡の作詞家や歌手の裏エピソードが瞬時に口をついて出てくる。その記憶力と瞬発力は80代半ばとは到底信じられない」と舌を巻きます。
高齢タレントの起用には常に体調急変や現場での転倒といったリスクが付きまといますが、徳光は番組スタッフや共演者に対する気配りを欠かさず、スタジオやロケ現場の空気を瞬時に和ませる天性のムードメーカーとして重宝されています。テレビ関係者の間でも、飾らず弱みもそのままさらけ出すその姿は、同世代の高齢視聴者にとって「元気に歳を重ねる希望のアイコン」として極めて高い好感度を維持しています。