2000年代初頭、ジャニーズJr.黄金期と呼ばれた狂乱の時代。その中心で圧倒的な人気とカリスマ性を放っていた伝説のユニットが「Four Tops」だ。メンバーは山下智久、生田斗真、風間俊介、そして長谷川純。タッキー&翼のデビューに伴い、Jr.のリーダー格として結成された4人は、まさに時代の寵児であった。
CDデビューが確実視されながらも、グループとしてのデビューは見送られた。山下智久のNEWS結成、そして個々の活動へのシフト。当時のファンの間に走った衝撃と落胆は計り知れない。しかし、この解散劇こそが長谷川純という役者のギアを大きく切り替える引き金となった。歌って踊るアイドルから、セリフひとつで観客の心をえぐる役者へ。旧ジャニーズ事務所の歴史においても、この転換点はきわめて異質な熱量を孕んでいた。