このキャッチーな一言が世の中に広まった背景には、SNS上で活動するイラストレーターや市井の投稿者による発信がありました。「そもそもウチには芝生がない 元ネタ」を辿ると、発端はX(旧Twitter)などのSNSに投稿された日常漫画やウィットに富んだつぶやきです。
誰かが輝かしい生活を自慢げに披露しているのを見て「隣の芝生は青いなあ」と羨ましがっていた主人公が、ふと自分の足元を見下ろし「いや、待てよ……そもそもウチ、コンクリート敷き(あるいはアパート住まい)で芝生すらないわ!」と真顔でセルフツッコミを入れる展開。このシュールで飾り気のない日常を描いた漫画作品やイラストが投稿されるや否や、瞬く間に数万件のリポストを記録しました。
特定の著名な一作品だけでなく、複数のクリエイターやユーザーが派生ネタを投稿したことで、ミーム(ネット上で流行する共通のネタ)として定着。作者たちの飾らない本音と鋭い観察眼が、日頃から無意識に誰かと張り合おうとしていた人々の盲点を突いた形です。