持続可能な食生活とフードロス削減を推進する農林水産省も、家庭内での適切な食品管理の重要性を発信している。果実の傷みを最小限に抑えるには、現代の食品保存学に基づいたアプローチが不可欠だ。
保存における最大の敵は「湿度」と「重圧」である。パックに入ったまま積み重なった状態では、自重によって下の果実が押し潰され、傷みが急激に広がる。保存する際はパックから出し、キッチンペーパーを敷いた広めのタッパーなどの容器に、ヘタを下に向け重ならないよう並べるのが鉄則だ。また、洗ってから保存すると水分が傷の原因となるため、食べる直前に洗うのが基本である。冷蔵庫の野菜室(約3〜5℃)またはチルド室で低温保存することで、酵素反応と呼吸を抑え、鮮度を大幅に長く保つことができる。